瞬間から瞬間へ(MOMENT TO MOMENT)の私的解釈
石を踏み越えて行くこの人物の足取りは軽く、それでいて完全にバランスを保ちながら油断がありません。
渦を巻き、絶えず変化し続ける水の背後には、ビルディングの輪郭が見え、都市が背景に姿を表しています。
この人物は市場にいながらも、自分のバランスを保ち、市場を上から見ることができるのです。
「瞬間から瞬間へ」のカードは別な場所で起こっていることより、今ここで起こっていることに油断せずにいてごらんと、私たちを促しています。
自分への執着をすべて落とし、自分の道に素直に進んでいきましょう。
つまづいたり、転んだりしても、その度に起き上がり、思いっ切り笑って、進みつづけましょう。
「瞬間から瞬間へ」はどんな時に出てくるカードなんですか?
夢見がちや過去への執着が強い時に、ひょこっと顔を出すわ。
現実を大切に見たい感じですか?
生きることは瞬間の繰り返しよ。
その瞬間にいかに集中できるかで次の瞬間に進むことが出来るわ。
過去は分かりますけど、未来はこうなりたいと描かない方がいいということですか?
そうではないわ。
目標に向けて、失敗しながら進むのは良いことよ!
ただ目標ばかりに心を奪われて、今を見失うのはしないようにということ!!
瞬間から瞬間へ(MOMENT TO MOMENT)のカードデザイン
虹色の波の中を、とても軽やかに、足場に目もくれず先に進むんで行きます。
虹色の波にはビル群が並び、現在で起きている瞬間を生きています。
涼しそうな顔に見えますが、外見だけのアピールではなく、瞬間で起きる失敗で転び、その度に起き上がりを繰り返し油断をしていません。
デザインの第一印象で感じた楽観的ではなく、瞬間を楽しみながら、油断しないようにと教えてくれています。