変化(CHANGE)の私的解釈
カードのシンボルは時間、運命、カルマを表す巨大な輪です。
絶えず動き続ける円の周りを銀河が巡り、周辺には黄道十二宮が見えます。
その内側には八卦、さらに中心に近づくと四つの方角があり、それぞれが稲妻のエネルギにー照らされています。
最中心部には、中国の陰陽、男性と女性、創造性と受容性を表すシンボルが描かれています。
世界でただひとつ変わらないものは、「変化」そのものだと言われてきました。
生は絶えず変化、進化し、そして死に、そして再び生まれ変わります。
相反するものが、広大な円形の中で、それぞれの役を演じているのです。生は愚かにも自らを繰り返す。
仏教徒たちがそれを「生と死の輪廻」呼ぶのは、時間の輪。
それは車輪のように回る。
生の次に死がきて、死の次には生がくる。
失敗の次には成功がきて、成功の後には失敗がくる。それがどこまでも続いていく。
このカードが意味するものは。変化って言葉が意味深。
変化は、絶えず常に起こっているものなの。
感情の揺らぎとかも変化ですもんね。
人によってもたらされる変化もあれば、自分自身で変化を促すこともできる。
説明にもあるように、陰と陽や男性や女性など、反するものがデザインに描かれているわね。
表と裏みたいなものですか?
そう。変化は時に成功をもたらし、失敗を招くこともあるわ。
でもそれが変化の重要な部分ではないかしら。
成功、失敗どちらにせよ、起こった変化に自分がどう対応していくか。
そこが重要だと感じるわ。
変化(CHANGE)のカードデザイン
西洋のタロットでは10を示すカードは運命の輪。
まさにこの「変化」のカードも銀河の中を、運命の輪が回り続けるデザイン。
この銀河の渦が、目まぐるしく変化をする現実世界のように感じます。
八卦は森羅万象を表し、その中に人を表す男と女を表すシンボルが描かれています。
この変化の大きな輪は私たちの生きる世界で、荒々しく回り続ける変化にどう対応していけば、静寂の輪の中心にたどり着けるのか。
そんなメッセージを感じました。