勇気(COURAGE)の私的解釈
描かれているのは岩の咲いた小さな野花。周りを光のオーラに包まれて、自己の尊厳を主張しています。
その姿は恥じることもなく、空で燃える太陽に匹敵するぐらい強く感じます。
人間には選択の余地がありますが、この野花にはありません。
その生への挑戦を私たちに示しているのかもしれません。
種子は硬い核に覆われて、安全だが種子は試みる。
安全だった硬い殻を落とし、やがて動き始める。
やがて芽となり、さらに脅威が増していく中で、芽は未知なる方向に進んでいく、夢に取り憑かれて進んでいく。
それは私たち人の道と同じで、容易ではないが前進するためには大きな勇気が必要になる。
花は自分で咲く場所選べない。人間の育つ環境も同じかもしれませんね。
花は種のままでもよかったのよ。花になれば大きな脅威に晒されるわけだから、種のままじっとしていれば、安全に生きていれたかもしれないわ。
では、なぜ花になるんですか？
勇気を持って立ち向かう。それは花の種子を残す本能かもしれないけど、でもそこには彼らの強い力も働いているはずよ。
厳しい食物連鎖の中でも自分の意志を貫き通すわけですね。
どんなに厳しくても、勇気を持って突き進む。それは人間ではなくても、強く惹かれるわね。育った場所より、そこで自分がどれだけ前に進んでいけるか。
このカードがそれを示してくれいる気がするわ。
勇気(COURAGE)のカードデザイン
固い岩場でも、自分の生命を貫くまさに勇気のカードのイラストにはぴったりですね。
強い意志の花たちはの周りは太陽の光のような凄まじい命の光を感じます。
種をつける場所を選べない花たちの生への挑戦が見ている私にも、勇気をくれます。
成長することに恐れず、立場が上がれば、責任は増えるかもしれませんが、今その場所でできる精一杯をぶつけていきたい思いました。