マスター(THE MASTER)の私的解釈
禅のマスターは他者に対してではなく、自分自身のマスターです。
彼は教師でもなければ、神と直接的につながりを持っている使者でもなく、人間ひとりひとりの内側に潜んでいる生きた証となった存在なのです。
まずは、あなたの内なるマスターと瞑想をし、対話をして、自分自身を知ることから、始めてください。そうすれば、マスターの周りに自然に形成されたコミュニティーは、ユニークな個人の内なる光を見出すエネルギー・フィールドになります。
その光が見つけることが出来たのなら、外側のマスターは触媒となり、内なるものの目覚めを喚起する仕掛けに過ぎなかったことを理解します。
ここに描かれているのは、マスターの思想を元にお弟子さんが作ったのが、和尚禅タロットなのよ。
マスターが自画像を注文して、描いてもらったと思いました。
そう言うわけではないと思うわ、笑。このカードのマスターはあなた自身に向けて、伝えているのよ。
どういう事ですか?
他者に対するマスターは、先生であったり、師匠のように、思想などに強い影響を受けて、崇拝する相手のようなイメージね。
ここでは、そうではなくて、あなた自身をマスターしなさいと言うメッセージよ。
なかなかマスターは難しいですね。
自身の声に耳を傾けて、まずは知ること。何が必要で、どうすべきか、それはあなたの自身が知っていること。いずれはそれは周りも惹きつける力となり、次のステージへ進むことができるわ。
マスター(THE MASTER)のカードデザイン
イメージは周りはとても暗く、月が照す中にマスターが一人。何かを悟ったような目に力強さを感じます。
このカードを見て考えた時、まるで内なる精神を表しているかのようなカードと感じました。
周りの木のような物は、他人で触媒でにも捉えることができます。
一般的なタロットは78枚の形成されていますが、和尚禅タロットは79枚。
1枚多いのは、カードを持つ、もしくは見る人のために、1枚多く設けてくれていたかもしれません。