反逆者(THE REBEL)

反逆者(THE REBEL)

反逆者(THE REBEL)の私的解釈

毅然とした人物の方には、太陽のエンブレムと右手には松明を掲げており、苦労して勝ち得た彼自身の真理の光の象徴です。社会の抑圧的な鎖を砕き、虹色に全ての色を纏い、自分を形づくっています。無意識な過去、形のない根源から、抜け出すため、翼をを生やそうとしています。反逆は誰かと闘っているのではなく、自分自身の本性を発見し、その通りに生きようと決心することです。

反逆とはいかにも強そうですね。腕には彼のスピリットアニマルの鷲もいますし。

このカードの反逆者は、どこかを攻めるとか、そういうことではないわね。

彼は何に反逆しようと考えているのですか?

彼の足元には、ちぎれた鎖があるわね。あれは社会常識などに縛るためのもので、それは彼とって邪魔なものでしかないわ。

なるほど。社会に対してのアンチテーゼみたいな。

このカードの対象は社会などの外に向けたものではなく、自分に向けてなのよ。世間の常識や価値観に捉われず、自分自身の真理を突き進む。

自分自身に素直に生きなさいということですね。

社会から見たら、もしかしたら偏見の目で見られるかもしれないわ。でもそれを続けて、結果を出せばその個性も強力な武器になるのよ。

反逆者(THE REBEL)のカードデザイン

カード全体が虹色に輝き、何とも勇ましい武人のような、威圧感のある男性が描かれています。

肩にある太陽のエンブレムは、光を自分の力にしたのでしょうか。
片方には友人のように寄り添う鷲を連れ、自身にも虹色の翼が生えています。
その翼でまだ見えていない本当の自分を探す旅に飛び立つのでしょうか。

彼は自分の居場所を勝ち取ったのでしょう、長い自分自身との戦いに。
その彼を止める術が社会にはないというのを鎖が引きちぎれている事に感じます。
猛々しく燃える松明の炎は、彼がこれから向かう先も照らし続ける事でしょう。