内側に向かう(TURNING IN)の私的解釈
このイメージの女性は、微か笑みを浮かべています。彼女は心の戯れをただ見舞っているのです。止めようとせず、同化しようともせず、水面のさざ波であるかのように、ただ見守っています。彼女のように心から離れるのかとても歓喜なことであり、、瞑想がよく、まるで心が他の誰かのものであるように、ただそれを見守るだけです。今のあなたには、距離をとって、巻き込まれることなく、出来事を見守る準備が整っている時です。「内側に向かう」という自由をじっくり味わうことで、瞑想のコツが育ち、深まっていきます。
和尚禅タロットのリーディングではよく瞑想のワードが出てくるわ。この女性はまさに瞑想の真っ只中。
カードの状況で瞑想できるのは、かなりの強者ですね。
「内側に向かう」がまさにそうよね。周りの欲から、逃れるために無欲になろうとするのも、これも欲のひとつよね。
欲が欲を呼ぶんですね。
そうよ。欲から逃げたり、追いかけたりするとそれが欲になってしまうの。
では欲と向き合いたくない場合は、どうしたらいいんですか?
この女性のように瞑想するの。抗いもせず、それを認めたりせず。自身から離れて、瞑想の質を上げるの。それがあなた自身を育てることになるわ。
内側に向かう(TURNING IN)のカードデザイン
周りのおどろおどろしいイラスト強烈に印象に残っています。
ただそれには見向きもせず、穏やかに瞑想をしている姿は、瞑想を極めた姿なのかも。
女性が中に来ている着物は、波の模様があり、この女性の心情を表しているかのようです。
周りに欲の誘いには乗らず、それに抗えば、欲になるし、それから距離をおけば欲になる。現状を眺め、ただ過ぎ去っていくのを、鎮座して瞑想でその時間をただ待つ。
この女性が内なる強さに感服です。